合格を目指して勉強している消防設備士試験の受験者にとって、結果発表は最も重要なことだと思います。
ぜひとも合格を手にしたいですよね。
試験の勉強が大事なのはもちろんのことですが、その後の合格発表の日については把握できていますか?
試験後の流れを確認して万全の体制で試験に臨めるように、この記事では消防設備士の合格発表について説明します。
結果発表の時期
消防設備士の合否結果は、試験日のおおむね1ヶ月後です。
発表日は次の2通りから確認できます。
①試験当日に試験会場の発表で確認
試験当日に試験会場にて合格発表日の案内があります。メモなどしておくといいでしょう。
②受験地の都道府県支部の試験案内で確認
各支部で配布されている試験案内に合格発表について記載されています。
「合格発表予定日」として具体的な日にちが記載されていたり「○年○月上旬頃」と記載されていたり、各支部によって記載の方法は様々です。
試験案内ではおおよその発表日の確認ができます。
正確な合格発表日は試験当日に発表されます。
試験案内をWEBで確認する方法
試験案内が手元にない場合は、消防試験研究センターのホームページから確認できます。
消防試験研究センターの本部・支部等連絡先はこちら!
①消防試験研究センターのホームページを開き、「消防設備士試験 ▶︎受験希望の方はこちら」を開いてください。
②「都道府県の試験情報を見る」をクリックすると各都道府県を選択できます。
③各都道府県のページを開くと試験日程や試験会場、試験案内を確認できます。
ここまでご説明した方法を参考に、ご自身が受験する地域の試験案内を確認してみてください!
合格発表の確認方法
確認方法は3通りあります。
①ホームページで確認する
合格発表日の正午から消防試験研究センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。
この方法が最も早く合否が確認できます。
一般財団法人 消防試験研究センター 合格者受験番号一覧検索(受験地選択)
また、試験案内を確認する手順同胞、消防試験研究センターの各都道府県ページを開けば合格発表のページに飛ぶことができます。
②郵送される「試験結果通知書」で確認する
合格発表日に試験結果通知書が発送されます。
どの科目の正答率がどれくらいだったか、成績内容が記載されています。
この試験結果通知書や受験票が、次回受験時の受験資格を証明する添付資料や、電子申請時の資料になる場合があります。
次回受験を予定している場合は大切に保管してください。
③各都道府県支部の掲示板で確認する
各都道府県支部で掲示板に合格者の受験番号が公示されます。公示についての詳細は試験案内に記載されています。
注意事項
試験終了から結果発表までの注意事項です。
- 試験会場外での業者等による試験結果通知の有料サービス等は消防試験研究センターとは関係ありません。
- 試験結果の合否の問い合わせには、消防試験研究センターは一切応じてません。
- 消防試験研究センター以外で合格通知を発送や発表をすることはありません。
合否の確認方法はとても簡単なので、ご自身で行いましょうね!
合格の基準
合格基準については消防設備研究センターによって以下のように定められています。
試験結果通知書を受け取ったら、ご自身の正答率と照らし合わせてみてください。不合格となってしまった方はどの科目の正答率が足りなかったかを確認し、今後の対策にしましょう!
甲種1類〜5類、乙種1類〜7類(特類以外)
筆記試験において、各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上、かつ、実技試験において60%以上の成績を修めた者を合格とします。なお、試験の一部免除がある場合は、免除を受けた以外の問題で上記の成績を修めた方を合格とします。
一般財団法人 消防試験研究センター 合格基準
甲種特類
各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上の成績を修めた方を合格とします。
一般財団法人 消防試験研究センター 合格基準
全体の出題数が60%以上でも不合格の場合があります
全体の出題数が60%以上でも各科目が1つでも40%未満であれば合格できません。
各科目偏ることなくバランスのとれた勉強が必要です。
合格率
消防設備士試験の合格率は一般財団法人 消防試験研究センターの試験実施状況に合格率が掲載されています。
甲種全体の令和3年の合格率は35.3%、令和2年の合格率は35.2%
乙種全体の令和3年の合格率は38.5%、令和2年の合格率は38.9%でした。
また、月別で実施状況及び合格率を確認できます。
合格したらやるべきこと
合格おめでとうございます!
いくつになっても合格はうれしいものです。
残念ながら不合格になってしまった方も、分析攻略して次こそは合格を目指しましょう!
合格後は手続きが必要!
合格したら免状交付申請の手続きをします。
試験結果通知書に記載されている期間内に、免状交付申請の手続きを行ってください。
申請期間を過ぎても合格が取り消されることはありませんが、申請期間を過ぎてからの申請は、交付までに日数が長くかかることがありますので、期限内に手続きするようにしましょう。
申請は受験した各都道府県支部に申請します。この手続をしないと免状は交付されません。
提出する書類等
- 免状交付申請書及び結果通知所
- 交付手数料(2,900円)
- 消防設備士免状(持っている場合)
- 新しい免状を返送するための封筒(切手を貼り付けます)
支部によっては、試験当日に免状申請用書類一式を配布したり、郵送については簡易書留指定だったりします。
詳しくは、消防試験研究センターの新規免状の交付、受験案内、免状交付申請書を確認してください。
新しい免状は合格発表日から約1ヶ月後の交付日に簡易書留で郵送されます。
(申請時に提出していただいた返送用封筒を使用します。)
免状が交付されたら再講習が必要!!
消防設備士の免状を交付されたら、消防用設備等の工事又は整備に関する『消防設備士講習』を定期的に受ける必要があります。
初回の講習は免状の交付を受けた日以降における最初の4月1日から2年以内、初回の受講を受けた後は、前回の受講日以降における最初の4月1日から5年以内に受講が必要です。
詳しくはビルメイツの記事『消防設備士の再講習、忘れていませんか?|講習の重要性とその内容を解説』に詳しく記されているので是非みてください!
また、再講習とは別で、免状の交付日から10年毎に写真の書き換えが必要になります。
次の試験に挑戦!!!
試験勉強は本当に大変です。ですが、勉強することにより役に立つ知識も身につきますし、資格を取得すれば、業務の幅が広がり、キャリアが高まり、なによりあなたの未来が広がります。
また、消防設備士は人の命と財産を守るやりがいのある仕事です。
さらなる高みを目指して、資格取得に挑戦しましょう!
消防設備士免状の種類
消防設備士免状の種類と工事などのできる消防用設備等又は特殊消防用設備等の種類は、次のとおりです。
ちなみに、ビルメ公式Twitterでは、毎日消防設備士の試験問題を出題しています。ぜひフォローして勉強に役立ててください!
Follow @builme_officialビルメイツでも、『消防設備士乙種6類は1カ月で取得できる!合格者が取得メリットや乙6合格法を解説』や『消防設備士甲種4類は本当に難しい?甲4の取得メリットや試験対策を解説』の記事を掲載しています。是非チェックしてください!
合格目指して勉強がんばってください!!!
消防設備士試験の結果発表について解説しました!
試験後の流れがわかってもらえたでしょうか?
試験勉強はもちろん大変ですし大事ですが、普段忙しい中で「いかに勉強時間を作り出すか」ということも受験の半分ぐらい大事なことだと思います。
頭の中では勉強しなきゃいけないと、わかっていても日頃の業務の中で勉強するのは大変ですし、時には不安になったり、緊張したりすると思います。
この解説で、結果発表までの疑問や不安を少しでも解消して、試験へ向けて全力で挑んでくれたら嬉しいです!
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