消防設備業界特化型のビジネスマッチングサービス『ビルメ』。
ビルメは公式ホームページで『副(複)業するならビルメ』と謳っていますが、実際ビルメで副業することでどのくらい稼ぐことができるのでしょうか。
ビルメとは?
ビルメとは消防設備業界特化型のビジネスマッチングサービス。消防設備業界で人手を欲している企業さんと消防設備点検の仕事を探しているワーカーさんを仲介しているサービスです。
通常の求人と異なる1番の特徴は、シフト制でなく1日ずつお仕事に参加できるという点。
働きたい時だけ案件を探してマッチングすればいいので、副業として利用しているワーカーさんがたくさんいます。
現在登録企業数は150社以上、登録ワーカー数は約2,000人にのぼり、関東を中心に急速に利用者数が増えています。
ビルメに掲載されているお仕事は応募条件に消防設備点検スキルが設定されているので、ワーカーさんの点検スキルに合わせて応募することができます。
スキルは以下のように5段階に分けられています。
スキル☆1:スキル☆2に満たない(未経験)
スキル☆2:消火器の基本点検ができる
スキル☆3:発信機・誘導灯の基本点検ができる
スキル☆4:感知器の基本点検ができる
スキル☆5:室内点検ができる(感知器・避難器具の基本点検および不具合判定)
仕事の報酬水準はスキルが高いほど金額が高くなります。また、資格の条件がつく仕事はさらに金額が上乗せされるため、点検スキルや資格をお持ちの方ほど高い報酬の仕事に応募できます。
※1案件の報酬金額はビルメに掲載されている金額です。交通費や昼食代などはこの金額に含まれており、原則として別途支給されることはありません。
どんな仕事がある?
ビルメで実際に掲載されている仕事を紹介します。
スキル☆2の仕事
スキル☆2:消火器の基本点検ができる
スキル☆2のお仕事は消火器の点検さえマスターしていればあとは作業員の指示に従って補助作業を行えばOK。
初心者のスキル☆2でも参加可能なお仕事でも日給は1万円以上!
初心者可のお仕事では初めて点検する設備でも丁寧に教えていただける企業様が多いです。
スキル☆4の仕事
スキル☆4:感知器の基本点検ができる
スキル☆4のお仕事では消火器、発信機、誘導灯、感知器など、共用部によくある消防用設備の点検は一人でできる必要があります。
こちらはある程度スキルが必要なお仕事なので報酬も少し高くなっています。時給換算すると、時給1500円以上!
点検スキルと必要な資格の条件によって報酬金額が変わるので、より高いスキルや資格を持っている方はより高い報酬のお仕事にも応募できるのです。
どのくらい稼げる?
ビルメの仕事の報酬金額は先程例にあげた通り日給平均1万円以上!ものによっては7時間で報酬約1.3万円の仕事もあり、時給で計算すると1,800円以上!
2022年6月のデータでは、ビルメで働いたワーカーさんは月平均3回勤務で平均月収約4万円でした。
月4万円といえど、1年で+約50万円と考えるとかなり大きいですよね。
実際にビルメを利用しているワーカーさんの月収を紹介します。
ワーカーさんがそれぞれ自由に仕事に参加しているため、稼ぎ方も十人十色です。どれだけ休日があるか、どれだけ稼ぎたいかによって自分で調節できるのもビルメの特徴の一つです。
Q.消防設備点検って何?
消防設備点検とは、皆さんの身の回りにある消火器やスプリンクラー、火災報知設備などの消防用設備が非常時に問題なく作動するように保守点検を行う仕事です。
消防設備点検は消防法で定められた法定業務です。
防火対象物の関係者は、消防用設備等又は特殊消防用設備等について、定期に点検し、その結果を消防長又は消防署長 に報告しなければならない。
消防法第17条3-3
上記は消防法から引用した一節です。
法律で定められている業務だからこそ、建物が存在する限り今後すぐに点検業務がなくなるということはありません。AIが発展していく世の中で法に守られている仕事なので、圧倒的に安定していると言えるでしょう。
消防用設備等の点検・整備・工事は国家資格である消防設備士と消防設備点検資格者を保有している者のみが行える独占業務です。全国どこでもこの国家資格は有効なので、資格とスキルがあれば、建物がある場所ならどこに行っても活躍できます。
消防設備業界では会社員として働く人の他に、独立して一人親方として活躍されている方も多くいます。独立すると自分の時間配分で働けるほか、頑張り次第で会社員時よりもかなり稼げるそうです。
資格と経験豊富なスキルが重宝され、長く続けられる業界です。
ビルメが副業に向いている理由
ビルメが副業に向いている理由を解説します。
シフトが固定されない
ビルメにご登録のワーカーさんはそれぞれ個人事業主として点検の応援に行っています。企業との雇用関係がないので、いつ働くかは自分で自由に決めることができます。
通常のアルバイトのようにシフト制ではないので本業とのバランスも取りやすく、急な空き日程もビルメの案件に入ればプラスで稼ぐことができます。
面倒な面接や履歴書の提出が不要
ビルメでは仕事への参加申し込みがボタンひとつで完了!
面接のために足を運んだり履歴書を提出する必要はありません。
その代わりに企業担当者にはワーカー様と連絡を取り合うようお願いをしています。
報酬は全て週払い
ビルメで働いた分の報酬は日曜日締め翌5営業日後支払いです。週払いですぐに報酬が手に入るので、急な出費がある時もビルメで働けば安心です。
ビルメと他の副業を比較してみた
副業が以前よりも一般的になってきた現代では、幅広い副業が存在します。
その中でも比較的メジャーな副業とビルメを比較してみました。
今回比較する職業
- ビルメ
- 居酒屋バイト
- フードデリバリー
- せどり
居酒屋バイト:アルバイトの中で一般的なものをピックアップ
フードデリバリー:近年フードデリバリーサービスが増え、配達員の募集も多くなっていることでピックアップ
せどり:一般的ではないが、ネット界隈の稼げる仕事としてピックアップ
ビルメ | 居酒屋バイト | フードデリバリー | せどり | |
雇用主 | なし (個人事業主) | 勤務先 | なし (個人事業主) | なし (個人事業主) |
勤務日数 | 自由 | シフト制が多い | 自由 | 自由 |
報酬金額 | 日給平均1万円以上 | 時給平均970円 ※1 | 配達一件500円程度 ※2 頑張り次第では時給2000円以上も | 能力次第 |
メリット | 空き日程で働ける 週払い スキルと資格があれば安定して稼げる 研修制度があるので未経験者も◎※3 | 求人数が多い 自宅近くの職場なら楽に働ける | スキマ時間に働ける点が副業向き | 能力があればかなり稼げる 内職なので副業向き |
デメリット | 案件が関東圏・関西圏に偏っている | 週◯回以上勤務が定められている場合が多く、副業には不向き | 肉体労働なので体力は必要 | 資本金が必要 誰でもすぐに稼げるようになるわけではない |
※1:参照「求人ボックス給料ナビ 居酒屋の仕事の年収・時給・給料」
※2:参照「【2022年最新】フードデリバリー配達員のバイト6社を徹底比較!おすすめランキング」
※3:現在は関東地域で研修制度を実施中。関西地域は今後展開予定
副業として向いているかという観点でメリットとデメリットをまとめました。
ビルメ
居酒屋バイト
フードデリバリー
せどり
ビルメで月7万円は稼ぐには
月7万円というのは日本で副業をしている人の平均月収金額。どうせ副業するなら副業の平均月収である7万円は稼ぎたいですよね。
ビルメで月収7万円以上稼ぐには単純計算で月に7回働く必要があります。
先ほどビルメで働く人の月平均稼働日数は3回と言いましたが、中には月に11回、17回と働く人もいました。
ビルメで働く日数は完全にワーカーさんの自由なので、頑張り次第では月7万円以上稼げます!
ビルメでは資格があったりスキルが豊富なワーカーさんは、より高額な報酬のお仕事に応募できます。「防災屋に勤めながら副業がしたい」という方なら経験を活かしてどんどん稼げるでしょう!
未経験でも稼ぐ方法
消防設備点検の仕事はスキルがあればあるほど稼げますが、未経験の方でも稼げるようになる方法をお教えします。
それは「経験すること」です。
経験しないことにはスキルアップはできませんし、仕事の方法すらわかりませんよね。
ビルメでは消防設備点検研修制度「ビルメスクール」というものを実施しています。
ビルメスクールでは座学研修と現場研修を通して消防設備点検スキルを段階的に習得できます。
座学研修で消防設備の操作方法や現場でのマナーなど、消防設備士として働く上で必要な基礎的知識を学びます。
現場研修では実際の点検現場に作業員と同行し、消防設備の点検スキルを習得します。初日は作業員から点検方法を教わり、最終は教わった点検方法を一人で実施してみることで、実用的なスキルを習得できます。
現在ビルメスクールでは、スキル☆1「未経験」からスキル☆2「消火器の基本点検ができる」にスキルアップできるコースを実施しています。ビルメスクールに参加してスキル☆2に昇格すれば、ビルメで参加できる仕事が段違いに増えます!
実際にビルメスクールに参加したワーカーさんは、卒業後ビルメで意欲的に仕事に参加してスキル☆4「感知器の基本点検ができる」以上にスキルアップしています。
ビルメでは初心者でも資格があれば参加できる仕事が豊富に掲載されているので、卒業後に積極的に仕事に参加すればすぐに現場経験を積むことができます。
未経験だけど消防設備業界に興味がある、立ち会いしかやったことないが点検業務もできるようになりたい、そういった方におすすめの研修制度です。
もし興味がある方は以下の記事で詳細をご覧ください。
※ビルメスクールについては現在は関東・関西地域でのみ実施しています。
まとめ
この記事ではビルメで副業するメリットやどのくらい稼げるのかを解説していきました。
副業は本業のかたわら行うものです。ある程度稼ぐことができて、なおかつ自分のライフスタイルに合わせて継続できる職業が副業に向いていると思います。
ビルメで定期的に副業しているワーカーさんは複数います。リピーターが多い理由は以下の記事にまとめました。
しかしビルメが副業に向いてるからと言っても、全く資格がないとスタートラインに立てません。なぜならビルメに仕事を掲載している企業の多くは、消防設備士あるいは消防設備点検資格者の有資格者を求めているからです。
ビルメでよく応募条件になる資格は消防設備士4類と6類です。当ブログでは視覚の情報もまとめているのでぜひ参考にしてください。
スキルと資格があれば自分の頑張り次第で稼げるビルメをぜひ体験してください。
※現在ビルメの案件が安定して掲載されているのは関東と関西が中心となっています。